平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、経済環境が激変し、消費者の食に対する意識も大きく変化してきています。時代は消費者志向がより強まる中、当社においては、消費者サイドにたった企業経営を行い、消費者の皆様から「小さな一流企業」と認めて頂けるよう更に努力をして参ります。今後も小さな一流企業作りを、より加速して行うことで、皆様のご期待にそう企業作りに邁進して参りたいと思います。そして、一人一人の自己品質を更に高め、社会的価値のある企業作りに努力し、スピードある事業展開を行ってまいります。皆様の更なるご支援、ご協力を心からお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
お客様の声を経営に反映して、多くの笑顔と信頼をいただき、
規模の大きさを追求するより、魅力の大きさで一番を目指します。
「全てのお客様の立場にたって、小さな一流企業を目指します」、これが当社の経営理念です。経営方針は、「全員参加経営」を掲げています。
「すべてはお客様の立場に立つ」とは、お客様の声をきっちり経営に反映させるということで、それを実現するための具体策として「宿題企業」を目指しています。お客様からのどんなご要望にも、決してできないと否定せず、持ち帰ってみんなで解決策を考えて、新商品開発や営業政策に生かし、お客様の期待や信頼に応えようというわけです。
また、「小さな一流企業」とは、規模の大きさを追求するよりも、魅力の大きさでどこにも負けない企業になろうということです。お客様の声を確実に形にするやる気のある集団として、一生懸命さが伝わる営業活動を展開し、お客様からたくさんの笑顔と信頼をいただける、そんな小さいからこそできる魅力的な会社づくりを進めています。
そして、そんな経営ができるのも、社員全員が経営意識を持っているからこそ可能なのです。だから「全員参加経営」も、私たちにとっては当然の経営方針だといえるでしょう。
人に会ったらあいさつをする。
この当たり前のことを全社員に浸透させるため、30年かけて徹底的に指導しています。
私には苦い思い出があります。会社を立ち上げて順調に業績を伸ばしていたある日のこと、大切なお客様から「おまえのところの従業員は挨拶もせんし、モノの言い方も知らん。そんないい加減な会社とは絶交や」と大変なお叱りを受けました。
今振り返ってみると、あいさつも返事も特にできない集団だったんですね。これでは、どんなに良心的な経営を心がけても、どんなによい商品をお届けしても、お客様に喜んでいただけるわけがない。「よし、挨拶地域NO1、いや日本一の企業になろう」と決心したのです。
やがてお客様ばかりでなく、地域の方からも「お宅の社員は、みんな明るくあいさつをしてくれるので気持ちいいですね」といわれるようになりました。人に会ったらあいさつをする、この当たり前のことを30年かけて徹底してきたのです。まだ100%とはいいませんが、80%位はできるようになったと思っています。
モノを売ることを考えるより、まずヒトを作ることが先決。
立派な人間づくりができれば、必然的に社会の発展につながる。
私が一貫して経営の柱としてきたのは「人間づくり」です。モノを売るよりも、まずヒトをつくる。そうすれば必然的に業績はのびていきます。
では、どんな人を作るのか、何も難しいことはありません。当たり前のことを、いつでもどこでも当たり前にやれる人を育てることです。あいさつもそうですが、親に感謝して大切にするのも人間学の基本です。だから社員への給料は振り込み制ですが、新入社員の一回目の給料だけは現金で渡すことにしています。初めての給料で、どんなにささやかなものでもいいから親への感謝の気持ちを表してもらいたい、そんなことからスタートするわけですね。
現状に満足せず、常にワンランク上の仕事に挑戦する。楽をすることを考えず、人にも頼らず。常に自分に厳しく仕事に取り組む、これも社会人としては当たり前のことです。そういうごく当たり前のことが自然にできるようになれば、人間として大きく成長できるし、結果的に会社の発展にもつながるものと確信しています。
中村美律子編
収穫の味編
豊作編






